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ライヴが再開してもモッシュやクラウドサーフィングは禁止行為になる

Updated: May 25, 2020


アメリカ・アーカンソー州のライヴ会場がソーシャル・ディスタンスに配慮したライヴの開催に踏み切ろうとしていることやドライブスルー形式のコンサート、観客数を制限するライヴ等、ライヴイベント再開へ向けての動きが出てきているのを受けて専門家は2021年秋よりも早い段階でいくつかのイベントが開催される可能性があると予想している。しかしながら、集団免疫やワクチンが得られていない状況でライヴを行う、または参加する中で安全を確保することが今最も重要な問題となっている。イベント関係の安全管理を行うEVENT SAFETY ALLIANCEのスティーブン・エイデルマンとジェイコブ・ウォーレックはプロモーター、ケータリング業者、チケット発券業者TICKETMASTER従業員等を含めた400人以上の関係者を集めてイベント再開に向けた安全対策の新たなガイドラインを発表したとBILLBOARD誌が報じている。会場や主催者に向けた29ページにも及ぶガイドラインには消毒の徹底やスタッフが病気になった場合の対処法等が記されているだけでなく、お客さん側にとって今後のライヴやコンサートがどのようなものになるかを示す内容となっているのも興味深い点である。

中でもモッシュやクラウドサーフィングが禁止行為とみなされるのが大きな違いと言える。少なくとも当面は禁止になる。ガイドラインには「イベント再開に伴いいくつかの修正が必要となります。以前のようにお客さんはステージ前の最前列に立つことはできません。パンデミックが続いている間、モッシュやクラウド・サーフィングはソーシャル・ディスタンスに反する行為として禁止されなければなりません。」と記されている。

その他にも、ガイドラインには次のような説明も含まれている:

通路や喫煙所等、お客さんが交わるような場所では衛生管理の強化が必要になります。以下の方法でお客さんにソーシャル・ディスタンスの重要性を促して下さい。

・ 室内では蛍光色のガムテープ、屋外ではスプレーチョーク、旗、カラーコーンを使い2メートル間隔の区画を表示する

・ ロープ、スタンション、バイクラック等を使い物理的にお客さんに間隔を開けてもらう

・ 会場整理スタッフによる敷地内パトロールを実施し、お客さんへの情報提供を行う他、注意を促し、衛生面において模範となる行動を取るよう心がける

・ イベント中、電子メッセージや看板等を使いお客さんに注意を促す

・ イベント中、出演者本人がお客さんに注意を促す

その他にも、規制入場や非接触型の物販販売、一度にトイレを利用する人数の制限や消毒ステーションの設置等がガイドラインに盛り込まれている。



5/12/2020

Translated by Louis

© Sublingual Services



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