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オースティン学校管区がインターネット環境の無い生徒達の為にWi-Fi搭載スクールバスを100台配置


4/14/2020

Translated by George Bodman


コロナウイルス・パンデミックにより、全米で無期限の学校閉鎖されている中、生徒達はオンライン学習に適応しようとしている。しかし、収入の少ない家庭においてはWi-Fi環境が無く、問題となっている。

そこで、オースティン・インディペンデント・スクール・ディストリクト(以下ISD)はWi-Fiを搭載したスクールバス110台を、最もインターネットにアクセスを必要としている低所得者地区や集合住宅地エリアに配備させた。

管区により「戦略的に配置された」スクールバスは、300フィートの許容範囲のWi-Fiを搭載し、平日の午前8時から午後14時まで稼働する。

生徒達は、学校から支給されたコンピューターのみ接続可能で、個人的なディバイスの接続、及びバスへの乗車は禁じられている。外出自粛が求められている中、もしかすると生徒達は受信感度を上げる為にバスに近づこうとするかも知れないが、ソーシャル・ディスタンスのガイドラインに従い常に他者とは6フィートの距離を保たなければならない。

Wi-Fi搭載バスは、教育テクノロジー・プロバイダーであるKajeetから60万ドル(約6500万円)の寄付金によって実現した。

「学校閉鎖期間の延長に準備する上で、インターネット回線こそが生徒達の学習にとって命綱だと思っています」オースティンISDのテクノロジー部門のチーフであるケヴィン・シュワルツが最新の発表で語った。

「今後、オースティンISDは500台以上のKajeet製Wi-Fi搭載スクールバスを近隣学区に配備し、生徒達が管区のクロームブックを繋げれるようにします」

コロナの感染拡大よりもひと月前からKajeetの寄付は始まっていたが、管区とKajeetは新たなプランを打ち出し、このCovid-19の最中に生徒達にWi-Fiを供給する事が出来た。Kajeetは来年度の校外活動や修学旅行の為に、引き続きバスに搭載するWi-Fiの提供を続けるとのこと。

管区は、パソコンを持っていない3年生から7年生(中学1年生)を対象にクロームブック・ラップトップとWi-Fiの提供を行なっている。尚、8年生から12年生(中学2年生から高校3年生)は既に学校のプログラムで必要な機器の提供を受けている。

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