現代の音楽業界のほとんどは、ブラック・アートの恩恵のもとに築き上げられている。そのお陰で築いた富は、当然ブラック・アーティストが受けるべきにも関わらず、私たちはずっとそれを彼らの目の前から奪い続けてきました。しかもその現実は今日まで続いています。1人のアーティストの力だけでその借りを返すのは、到底無理があります。なぜなら、借りがあるアーティスたちのみならず、何世代も続く彼らの子孫まで考慮しなければならないから。一個人としては、今こそそれがいかに不公平であり、その先駆者たちをいかにないがしろにしてきたかを痛感しています。そして、公使ともにそのギャップを埋めたいと意識してきたものの、そんな努力は微々たるものでしかないのも事実なのです。
このとてつもなく大きなギャップを埋めるためには、業界全体で解決しようとしない限り、進展はないとずっと思ってきました。私たちのビジネスも、先駆的なアイディアや社会的公平を求めて活動してきたという信念はありつつ、自分もなんとなく待ちながら、何らかの形で持続できる活動を誰かが始めてくれないかなと願っていた気がします。何かしら自分たちの利益の一部を、奪われたコミュニティに還元したかったけれど、いざ自分が率先してやるのかというとそれを避けてきたのも事実。でもこれはただの言い訳にすぎません。今だからこそ、私はこの借りを返すことに専念したいと思うと同時に、同じ立場の仲間たちに賛同を促したいと思い、この文章を公にしようと決意しました。
今後の提案としては、ソングライターやミュージシャンたちが著作権料の利益の一部をブラック・コミュニティをサポートする団体に寄付すること。それは例えば、権利の管理契約をする団体がビジネスの前提として掲げる、または、まったく別の形で成立することも考えられます。私はこれを実現させるスキルを持ち合わせていないため、なにが最善の方法かはまだわかりません。でも少なくとも、自分の貢献として、ソングライターとして稼いだ利益の5%を、Movement for Black LivesやBlack Women’s Blueprintなどの人種の平等を訴える団体に寄付することを約束します。
BMI、ASCAP、SESAC、そしてその他のソングライターのロイヤルティーを管理する団体へ: このようなプログラムを導入できる手段を検討してください。
業界リーダーへ: 一緒に連立を築きましょう。
私個人の微々たる貢献ではまったく足りません。我々が何百人も一緒になってはじめて、意義ある助力になります。さらに何千人もの人々がこの志に向けて努力することで、私たちのビジネスのみならず、この世界を変えることができます。
Black Lives Matter. ありがとう。
- Jeff Tweedy
6/19/2020
Translation by © Sublingual Services 2020
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