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CDCが警告:除菌ジェルを飲んで発作や失明、死にいたる人たちも


除菌ジェルを飲んで体調を崩し、亡くなっている人たちがいる。


CDC(アメリカ疫病予防管理センター)が水曜日に発表したレポートによると、ここ数ヶ月ですでに4人が亡くなっており、うち10人程度がアルコール性の除菌ジェルを飲んで健康に害を及ぼしている。


5月から6月30日の期間において、アリゾナ州とニューメキシコ州でメタノール中毒が15件発生、全て除菌ジェルを飲んだことが原因だ。CDCは、除菌ジェルはエタノールあるいはイソプロパノールを効果のある成分とすべきとしている。しかし、外国から輸入された商品の中にはメタノールが含まれているものがあり、それは「容認できる原材料ではない」としている。


患者の年齢は21歳から65歳で、そのうち13名が男性。亡くなった4人のうち、3人は病院に搬送されてすぐに発作を起こした。他に、3名が失明して退院したと報告されている。


「この調査は、アルコール性でメタノールを含む除菌ジェルの製品を内服すると、このように人体に悪影響を及ぼし、死にも至るということを明らかにした」とレポートに述べられている。


FDA(米食品医薬品局)はメタノールを含むという理由も含め、避けるべき除菌ジェルの一覧を公開している。


CDCは、手洗いと除菌することはCOVID-19の拡散を防ぐために有効的な手段だとしている。除菌ジェルを飲むことは全く有効ではない。今回のレポートの対象となった患者たちがなぜ除菌ジェルを飲んだかは明らかになっていないが、CDCはアルコールのために飲用する人もいると話している。


このレポートに記載された内容は、ドナルド・トランプ大統領が4月にホワイト・ハウスのコロナウイルス定例会見で消毒剤を注入することが良い治療法になるかもしれないとの発言を受けてから起きた事件ばかり。


「1分でやっつける消毒剤もあるだろう、1分で」とトランプは話した。


CDCと消毒剤メーカーのライゾールは大統領の発言のあとすぐにその提案を否定する声明を発表した。


「いかなる状況においても、弊社の消毒剤を決して体内に(注射、内服、その他のあらゆる方法)取り入れないでください」とライゾールは発表した。


8/6/2020


Translation by © Sublingual Services 2020


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