ハリウッドのアメーバ・ミュージックが19年間与えてくれたこと


世界最大規模のインディペンデント・レコードストアーとして知られるハリウッドのアメーバ・ミュージックが、長年のファン達がちゃんとした別れを告げられないまま昨日閉店した。

ロサンゼルス周辺のレコード・コレクターや音楽好きは、いづれ開店するであろうアメーバ・ミュージックの新たな移転先を楽しみにしているが、この旧店舗に残っている思い出は宝であり、何物にも代え難いものである。行動が制限されている現状において、音楽を聴くという行為が最も尊い行為とも言える中での閉店というタイミングは、残念という言葉では言い足りない。

アメーバ・ミュージックで手に入れたレコードの数々を手に取ると、レコード棚の列の間を歩き、棚の中を漁り、その日求めていた最高の一枚を手に入れた事を昨日の様に思い出す。レコードストアーが特別である理由のひとつが、何か特定のレコードを買うつもりがなかった場合でも、店頭には音楽オタクの従業員が喜んで貴方の好みや興味、好きなジャンルに関するオススメなど気軽な会話を交わすことが出来ることだ。我々がレコードショップの店員と築く関係は、無意識のうちにセラピーに似たものだったのかもしれない。もし貴方が何かいつもと違うムードを開拓しようと思えば、店員は充分すぎる知識を持って貴方を正しい方へと導いてくれる。音楽とは多くの人にとって薬なのだ。

私がこの文章を書きながら何度も読み返しているうちに、レコードストアー自体がもう二度と再開しないのではないかと思えてくる。私が、なぜアメーバに対して特に思い入れがあるかというと、元々ロサンゼルス生まれではなく、でもよくロサンゼルスに通う者にとって、ハリウッドを訪れる度にあの建物を見ると沸き起こる感情があった。窓越しから見える灯りとカッコいい建物、絶え間無く出入りする人々、いろいろな好奇心を募らせていた。私はこれからも地元のレコードショップに可能な限り頻繁に訪れサポートするつもりだし、間違いなくアメーバが再開したら初日に訪れるだろう。

このコロナウイルスが何か教えてくれたとすれば、それは穏やかに辛抱強くいることだ。まだまだ探求の道は奥深い事を認識しつつ既に持っているコレクションを楽しむ事だ。こんな時だからこそ、これまで以上に貴方が、ローカルのアーティストやライブ会場、あらゆる形でエンターテイメント業界の為にお金を貯めておくことが大事だ。レストランは徐々に再開し始めているが、ロサンゼルスでコンサートが再開されるまではまだまだ時間がかかりそうだ。

それまでどうかお互いを助け合い、安全に、貴方が初めてアメーバを訪れた理由だったレコードを聴き続けてもらいたい。


https://www.wewriteaboutmusic.com/news/amoeba-music-19-years-closing-record-store

5/30/2020


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