現在レコードストアーは閉店中かもしれないが、伝説的なパンクの伝道師が音源全てを無料でストリーミングを始めた。
現在進行中のコロナウイルスのパンデミックに対し、1980年からワシントンDCを拠点とするインディー・レーベル Dischord Records が全ての音源をBandcampにて無料配信を始めた。
Bandcamp上では無料で配信しつつ、高音質ファイルを購入してダウンロードすることも可能で、当日その売上げは全てアーティストに直で入ったという。
「本日、BandcampはCOVID-19によって影響を受けているバンドを助ける為に売上げの分配を放棄する。Dischordの全ての音源は、数多くのレーベルやミュージシャン、バンドと共にサイトに上がっており、あなた達のサポートを直で受けれることになる」とDischordは5月1日にTwitterでアナウンスした。DischordはFugaziのヴォーカリストであるイアン・マッケイと同じく58歳で共にMinor Threatのメンバーであったジェフ・ネルソンによって共同運営されている。
Bandcampは、3回に渡る「第1週の金曜日」の初回を5月1日に行い、同プラットフォームで売上たアーティスト達の収益から自らの分配分を放棄した。Spin誌によると、この戦略により710万ドル(約7億5千万円)が直接アーティスト達に分配されたことになるという。
BandcampはTwitterで「先週金曜日に行われたキャンペーンで、ファン達は24時間でアーティストに対し710万ドルを支払った計算になる(これは3月20日よりも280万ドル多い)。皆さんのCOVID-19で影響を受けたアーティスト達へのサポートに感謝を送りつつ、どうかカレンダーの6月5日に次回の#BandcampFridayをメモしておいてください!」と報告した。
この全カタログ無料ストリーミングと同時に、Dischordはコロナウイルスによるいくつかの音源のリリースの延期を決めた。
「国内及び世界中でディストリビューターやレコードショップが休業している為、DischordはCorikyの音源のリリースを5月下旬に延期する事を決定した」
Dischordは先月のポストで「現在閉鎖中のレコード店やディストリビューター達と団結し、インディペンデント・ミュージックのネットワークが生き残れる事を願って音源の発売延期を決定した。これは未知の領域であるが、我々は全ての困難を一緒に乗り越える為にベストを尽くす」と書き綴っている。
5/5/2020
Translated by George Bodman
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