武漢で自身が逮捕された様子を撮影した中国人記者が再びネットに出現

https://www.vice.com/en_us/article/k7emww/a-chinese-citizen-journalist-who-filmed-his-own-arrest-in-wuhan-just-reappeared-online


vice.com

4/23/2020

Translated by Chie Oishi


武漢の状況を報道し続けていた中国の市民記者が2か月前に消息不明となったが、最近になって再び出現、さらに自身を逮捕、尋問、拘束した張本人たちを称賛した。

6分間に及ぶYouTubeの動画で、李澤華(Li Zehua)は、彼を1か月間隔離した警備隊が「礼儀正しく」接してくれたと称賛した。水曜日に投稿されたそのビデオでは、李が白い背景の前でカメラに語っている姿が映されている。

VICEニュースは李に問い合わせることはできず、この映像は強制のもと、あるいは解放される条件として制作させられたのか、確認するこてはできなかった。

国が運営するテレビ局CCTVの元従業員だった李は、2月にその仕事を辞職し、武漢に出向いてその状況を報じていた。拘留される前は、ロックダウン・ゾーンの中にある火葬場、ウイルス研究所や葬儀場で撮影した動画を投稿していた。

動画の中で、李は2月26日に自身に起こった出来事を回顧し、武漢市内で知らない車両に追いかけられ、その後自分のアパートに警備隊が現れ拘束されたと話した。

李は、武漢ウイルス研究所を出て運転していた際に、急に反対車線からSUVが道をさえぎって対向車線に向かって進み、自身の目の前で停止したと話した。

「直感的に避けようと思ってハンドルを切りました」と李は話す。「同時に、その車の中の人たちが車を止めるよう叫んでいるのが聞こえました。誰だかわからなかったし、何が起きているのか理解できなかったので、そのままその場から逃げました」。

そのうちSUVを巻くことに成功してアパートに戻ったものの、数時間後に公的警備隊と名乗る人たちがアパートに現れた。そしてその様子をライヴでYouTubeに投稿した。

李は武漢の青山区にある八大家警察に連行され、社会の秩序を乱したとして起訴された。指紋、血液、DNAを採取され、12時間も尋問された。

その後隔離ホテルに連行され、さらに手元にあったすべての電化製品を取り上げられ、友人に渡されたと言う。

その2週間の間、李は日々3食与えられ、警備に監視されながら、自身が以前働いていた国営放送のCCTVを見ることは許されたと話している。

3月14日に李は7人の公務員により武漢の国家衛生健康委員会から、地元の町へと連行された。そこでさらに14日間の隔離を命じられた。

「その間、警察は礼儀正しく、私が適切な休息と食事がとれるよう配慮してくれました。私を常に気にかけてくれていました」と語った。

最後に、今自分は家族と過ごしながら将来の計画を立てていることを説明し、「中国の人々が幸福に見舞われ、世界中の人々がひとつになれることを願っています」と語った。

李の口調や愛国的な発言は、隔離される以前の暴露ビデオとは真逆の内容であるため、ソーシャルメディアでは、彼はまだ自由の身ではないのではと懸念する声が多い。

中国はこれまでもコロナウイルスの危機を隠ぺいしようとしているのではないかと疑われており、特に初期の数週間にわたってその情報を抑圧し、医者や武漢のロックダウンゾーンの状況を伝えようとする人々を勝手に拘束していたのではないかと言われている。

李はYouTubeに武漢の様子を投稿し、2月から消息が不明になっている多数の記者や学者の中の一人に過ぎない。

武漢のビジネスマンのFang Binは、病院の外にあるミニバスに積まれた遺体の数々を公開した直後の2月10日に消息不明となった。

さらに、34歳の活動家で人権弁護士である陳秋実(Chen Quishi)は、その4日前に消息を絶った。陳は武漢の状況を伝えようとロックダウン前に現地に出向いていた。

両者ともに約3か月におよび消息が不明となっている。

北京は、国内のコロナウイルス発生に関する隠ぺいの疑いを常に否定してきた。中国外務省の耿爽(Geng Shuang)報道官は、再び水曜日に「オープン且つ明白に、責任をもって」中国は判断をくだしたと語った。

しかし、中国の人権擁護団体は国内のメディアレポートや政府の発表をもとに、コロナウイルスの話をしたり情報を共有しようとした結果、罰を与えられた中国のインターネット・ユーザーは897件にも昇るとしている。これは2020年1月1日から3月26日までの間に発生した件数だ。

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