4/28/2020
Translated by George Bodman
ヒューストンを代表するラップグループ『ゲトーボーイズ』のラッパーであるスカーフェイスも、コロナウイルスに感染した数多くのミュージシャンの一人だ。彼は同じゲトーボーイズのメンバーであるウィリー・DとYoutubeで行った会話の中で感染を告白し、自分は死ぬかもしれないと語った。
その後、彼の病状がさらに悪化し、結果として今では透析を受けているとファンに向けて発表した。「俺は自宅で療養しながらCOVIDと戦っていたが、両方の肺で肺炎を起こし、腎臓疾患を併発してしまった」とZoomを介してウィリー・Dに語った。「だからまた病院に戻ったんだ。全部また具合が悪くなって、結局病院に逆戻り。退院したのは、ついこの前の月曜日さ」(4月20日の時点で)
スカーフェイス曰く、コロナウイルスに感染するまでは腎臓に問題はなかったと言う。今後、彼は食生活やライフスタイルの変化を余儀なくされる。週に4日、毎回3時間の透析を受けなければならない。
(「つまり、俺は毎回自分の血液を全部出して、綺麗にして、また戻さなきゃならないってこと」と彼は説明した)
「なんで俺が病院に行かなかったかと言うと、COVIDに感染した状態で病院に行って換気装置に入れられるんだ。換気装置に入れられたやつはみんな死ぬんだぜ。知ってるか?つまり、COVIDを直す方法なんて存在しないだと俺は思ってる。だから、どうせ病院で換気装置なんかに入れられて死ぬんだったら、自宅で死んだほうがマシだと思ったのさ」
彼が経験した症状によると、食事が飲み込めない、なかなか寝付けないが起きてもいられない、そして呼吸が苦しいとのこと。なんとか快方に向かおうと闘病中の彼は、今こうして生きている事を感謝しているという。
「生死を彷徨う綱渡り状態にいると、生きている事をありがたく感じる。俺はあと少しで死ぬところだった。医者達はどうして俺が死ななかったのか説明出来ないそうだ」
スカーフェイスの回復を祈ろう
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